丸山ワクチンとは

丸山ワクチンとはどんな薬なのか、治療法について、ご紹介します。

丸山ワクチンってどんな薬?

丸山ワクチンが患者にとってなによりも嬉しいのは、実は、深刻な副作用がないことかもしれません。「副作用がない」などと一番はじめに書くのは奇妙な気がしますが、これがガン患者にとって実感だということは、ぜひ知っていただきたいと思います。

もちろん丸山ワクチンには、ガンを封じ込めることで進行を抑え、時には縮小、消失させるといった効果が報告されています。それだけでなく、「苦痛をともなわずにガンと共生することができる」という道を示してくれたことが実はとても重要だと思われます。

早期ガンは治療可能な病気となりつつありますが、進行ガンについては決定的な治療法が見つかっていないのが実状です。そんな中で、苦痛も少なく日常的な生活を送りながらガンと共生するという道は、患者にとっても家族にとっても、とても現実的な解答だからです。

※ 詳細については「日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設」に「丸山ワクチンオフィシャルサイト」があり、わかりやすくまとめられているので、どうぞそちらをご覧ください。

有償治験薬って何?

丸山ワクチンはガン治療の現場で使用される有償治験薬として、2002年3月現在までに約35万6千人の患者さんに投与され、多くの効果をあげてきました。丸山ワクチン濃厚液は放射線療法による白血球減少抑制剤として1991年に認可され(商品名:アンサー20)、健康保険が適用され、市場に流通しています。

ところが丸山ワクチン(SSM-A、SSM-B)は、医療現場で多く使用されながら、いまだ厚生労働省(旧厚生省)から製造認可及び健康保険適用の承認を得られておりません。そのため、ワクチン投与を希望しながらもそれを実現できない患者さんがたくさんいらっしゃるのが実状です。