協力医に聞きました第2回「動坂下泌尿器科クリニック 高橋亮院長」
動坂下泌尿器科クリニックの高橋亮院長は、2017年の開院以来、丸山ワクチンの投与を行なっています。現在通院している患者さんは約20人。乳がん、膵臓がん、前立腺がん、腎盂がん、胆管がん、大腸がん、食道がん、肺がん、甲状腺がん、舌がん、精巣がんなど、がん種を問わず、患者さんの求めに応じて対応を続けてきた高橋院長に、丸山ワクチンに対する思いを取材しました。
約20人の患者さんに打っています。自己注射が普通にできるようになったらいいですね。
ー院長はなぜ丸山ワクチンに協力しておられるんですか?打たないとおっしゃる先生の方が多いのに。
私は日本医科大学を卒業しましたので、投与を受けている患者さんは身近な存在でした。なので、2017年にクリニックを開業した際にも、自然に投与を継続した感じです。
ー継続して通って来る患者さんは何人ぐらいですか?
当院では2023年4月現在で、約50人の患者さんが丸山ワクチンの投与を開始し、今も20人以上の患者さんが通院しています。
皆さん都内の方で、一番遠くても板橋区ですかね。やはり週3回となると遠方から通うのは難しいのでしょう。
ー開院当初から投与し続けている患者さんはおられますか?
いないかもしれないですね。お亡くなりになった人も多いですし、途中で「もうやめます」と、ご自分の判断で中止した人もいました。その後のことは、わかりません。
ー丸山ワクチンを打つことに対して抵抗感は?
ないですね。まあ、副作用もないので、患者さんが希望するなら、打ってもいいじゃないですかというスタンスです。
ー1回あたり再診料込みで約120円(1割負担の場合)~390円(3割負担)で投与されています。私が調べたところでは、日本中で最も安価なので、患者さんからは感謝されているのでは?
そうなんですか。クリニック開業にあたって「丸山ワクチンを投与しますから、希望される患者さんがいたら紹介してください」と、日本医科大学に挨拶に行った際「注射代はできるだけ安価な設定にしたほうがいい」とアドバイスをされたので、それに従ったんだと思います。9年前のことなので、あまり覚えていませんが。
ー丸山ワクチンを希望して来院される患者さんは、どんなご様子ですか?
すぐにでも始めたいという人が、やはり多いですね。あとは、「治験承諾書だけでも書いてくれないか」と相談に見える人もいます。近所のクリニックに丸山ワクチンを持参しても治験承諾書がないと投与してもらうことができない。だけど現在がんを診てもらっている主治医は丸山ワクチン投与に否定的なので承諾書を書いてくれない、とか。当院では、そんな場合でも、主治医に知られることなく作成が可能です。当院で、採血や画像検査等を改めて受けていただかなくてはなりませんが。
ー週3回通院するのは大変ですよね。体力も使うし、交通費もばかになりません。私は自己注射が受けられればいいのにと思うんですが、ハードルは高いんでしょうか?
それはこちらが聞きたいです。以前調べたことがあるんですが、薬事法の正式な認可を受けていないんですよね。でも打っている先生もいるようで。法律的にはどうなんでしょうか。合法なんですか。
ーそこはグレーみたいです。判断が出ていない。ですが患者・家族会にいらしている患者さんには、通院しているクリニックで有料の講習を受けて自己注射している人がいました。やはり、お盆や年末年始に長期間注射を打ってもらえないと体調が悪化してしまうからだそうです。これ、切実な事情ですよね。
当院でも、病状が進んで通うことが出来なくなったけど、本人は最期までワクチンを続けたがっている、自己注射ができるようにして欲しいと相談されたことはあります。ただ、基本的には自己注射はお断りしています。心苦しいのですが。
ー自己注射は講習を受けても難しいものなんですか?糖尿病のインスリンとかは自分で打てますよね。専用の注射器もあって。
(専用の注射器でなくても)打ち方を覚えるのは全然難しくないと思います。Youtubeに自己注射のやり方動画も上がっていますから、それを見てもらってもいいし。
在宅で自己注射できるようになれば、毎日通わなくてもいいし、うちで書類を書けばいいだけなので、ワクチンを継続するハードルは下がりますよね。
治療継続効果は大きいと思いますね。エビデンスを示すことはできませんが、投与している人は元気です。
ー話は変わりますが、院長は丸山ワクチンについて、ポジティブな効能効果を感じていますか?
感じていますね。やはり抗がん剤とかの副作用は軽減されている気がします。あと投与を続けている患者さんは、がんの痛みや気持ち悪さとかがほとんどない。それ大きな効果だと思います。
ー抗ガン剤治療がつら過ぎたり、食事ができなくて衰弱したりして、治療を続けられない患者さんは多いですよね。
そうですね。治療継続効果は大きいと思いますね。それからお亡くなりになる方を見ていても、割と亡くなる直前まで、すごい元気なんです。エビデンスを示すことはできませんが。
投与している人は元気なんですよ。それは本当です。
ーエビデンスのお話が出ましたので。前にお話し伺ったクリニックの先生が、「丸山ワクチンのエビデンスを証明するのは難しい。そもそも臨床試験のルールに沿った患者さんを集めること自体が困難過ぎる」とおっしゃっていました。
私も、たとえば、丸山ワクチンの治験に参加するには、がん以外の病気があってはいけないし、抗がん剤治療を受けている人はダメだとかいった条件がありますよね。…そんな条件にあう患者さんで、丸山ワクチンを必要とする人はいるんだろうか?と思ってしまいます。特に高齢の患者さんは複数の病気を持っているのがあたりまえなので。
難しいですよね。うん。私が思うに、多分丸山ワクチンって、抗がん剤とか分子標的薬みたいな直接的な効果じゃないんですよ。丸山ワクチンならではの効果を証明するには、一般的な治療薬と同じデザインの治験では、参加者も集まらないし、無理だろうなと思います。
ーおよそ半世紀もの間、承認されないことこそ効果がない証拠だと言う医療関係者やマスコミは少なくありません。
そういう方々には、「では治験で認められた抗がん剤を投与された人はみんな治って、元気になるんですか」って反論したいです。
ー私は、国が言う「死亡率減少効果」っていう枠組みでは評価できない効果が、丸山ワクチンにはあると思っていますし、打っている患者さんたちは本当に、藁にもすがる思いでいます。治癒できないまでも、最期はできるだけ苦しまずに逝かせたいとか、とても切実な願いです。そんな方々のために、院長は今後も、打ち続けてくださるんですよね。
特にどこかから何か言われない限りは、継続していこうかなと思っています。
ーありがたいです。だけどどうして、丸山ワクチンを打たせてくれない医師はこんなにも多いのでしょうか。薬価も決して高額ではないし、副作用もない。「できる治療はもうない」となった患者さんが必死に頼んでいるのに断るって、ひどいと思うんですけど。
できることがなくなった患者さんにも打たない理由はわかりませんが、抗がん剤を投与している最中の先生が断るのはなんとなくわかります。余計なことをしたくないんですね。
クリアな結果が出なくなるので。はっきり言えば、得体の知れないものなわけじゃないですか、丸山ワクチンは。どういう相互作用があるかわからない、とかね。
ー今や、丸山ワクチンがどういうものかを知っている先生はどんどん少なくなっています。
そうですね。ただ私の個人的な考えとしては、何もできることがなくなった段階ではなくて、標準治療と組み合わせて使うべきものだと思います。できれば、抗がん剤と同時に始めて欲しいって思っています。
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