体験談
丸山ワクチン患者・家族の体験談や電話相談の内容をご紹介します。
丸山ワクチンとの関わりを振り返って
2004.02.19原発部位
脳腫瘍(成人)
SSM(丸山ワクチン)との関わりは、研究施設開設前,ちょうど治験のOKが出る前まで遡ります。学童期に喘息で長いこと苦しみ、回復する間もなくお世話になっています。親族の知人からの紹介で丸山ワクチンの存在を知り、正式に治験が決定する前から故丸山千里博士より主治医ルートで投与を始めました。書類上の初診日は治験制度開始後の昭和51年11月1日になっていますが、カルテ番号も5桁しかありません。当時は丸山先生もお元気でいらして心強く感じていました。
その後2年余りでOpe(手術)し完治したと思われ、ひと夏だけワクチンをお休みして喜んでいました。しかしその年の秋の検査で再発が確認され、再び投与再開となりました。2年後の春に2度目のOpe(手術)をし、後遺症が残りながらも回復して現在に至っています。もしも丸山ワクチンを紹介されなかったらどうしていただろうと想うとゾッとします。SSMについては丸山先生初めとして周囲のフォローがあったから出来たことで、感謝とともに運の巡り合わせと云うものを非常に強く感じます。
どこまで強運を自らで引き寄せられるかが課題ではないかと感じています。敢えて言うならば、「生きよう」とする感覚や姿勢があるかどうかに掛かっているかのようです。私の場合は、気管支喘息とアデノイド、クロマイ薬物薬疹等で「病気慣れ」していた為に、ショックが少なかった事が幸いしたようです。たとえ完治しても「加療」は死ぬまで続きます。そういった目で見れば、病気になった事についてくよくよしている暇はないような気がします。人の縁と人生の運・不運についてその一端を垣間見たような気がしている今日この頃です。
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