体験談

丸山ワクチン患者・家族の体験談や電話相談の内容をご紹介します。

患者・家族の立場から

丸山ワクチン(SSM)の投与、その後

原発部位

脳腫瘍(成人)

昭和51年のワクチン投与がスタートしたのは昭和49年ですから、はや30年が経ちます。実家の知人から丸山ワクチンの事を聞き、直接に故丸山千里博士から、AとBのセットを創製施設(当時)から分けてもらいました。
初めは御茶ノ水にある某公立大学病院で入院検査しましたが、腫瘍の影がぼやけて映っていて、その病院の主治医からは、開けてみないと判らないが、場所の特定が難しいというコメントでした。その話からSSM(丸山ワクチン)に賭けてみようということで転院する事になりました。日本医科大学付属病院に移ってから5桁の「背番号」を戴き、投与がスタートしたのです。
発病は昭和42年6月、学校の体育授業中に、突然、痙攣発作で倒れた事に始まっています。幾多の治療法を試みても完治する術がなく、ひたすら薬物療法でしのいでいました。昭和52年、当時最新鋭で、一台一億とも云われたCT(コンピューター断層撮影装置)で検査、病巣が確認されました。その後は手術、ICU(集中治療室)と大変な思いで乗り切ってきました。
ワクチンとの巡りあわせでこんな展開になると、誰が想像したでしょうか。研究施設設置前から関っている私にとっては、感慨深いものがあります。丸山ワクチン創製時期(当時の研究室での創製)から比べると入手機会も増え、好ましいと感じています。ただ、フォローアップが十分でなかったり、戸惑いがあるのも事実です。
私のところには、長い使用経験や自分なりにいろいろ研究していたこともあって、直接相談が持ち込まれる事もあります。そんな中でワクチンは依然として有償治験薬ですが、その必要性は益々増加していると思います。これからの丸山ワクチンを見守りながら、私自身、投与を継続したいと考えています。
203-8691 東京都東久留米郵便局私書箱16号会田(佐伯)淳一

会田 淳一より
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